こんにちは、timshaw9です。

先日ある友達に「イスラム教に入る時って正式な手続きとか必要なの?」と、素朴な質問を頂きました。

確かにあまり知られていないですよね。

なので今回、今年の1月に実際にムスリムになった私が簡単にご紹介します。

まず初めに動画を見てみる

これは私がムスリムになった時の実際の映像です。

なにやら握手をしながら誓いの言葉的なものを言っていますね。

まあ結論として言えば

ムスリム男性2人の前で誓いの言葉を言う

これがムスリムになる方法です。

とても簡単ですね。一瞬で終わります。

では、その誓いの言葉について少し詳しくみていきましょう。

ムスリムにとって最も大切な2つの文

一概にムスリムと言えど、お祈りを全くしない方もいれば、毎日教えを忠実に守って生活している方もいます。

ですが、それら全てのムスリムに共通して必ず存在しているものがあって、それが 誓いの言葉 です。

この誓いの言葉さえあれば、その人はムスリムなんですね。たとえ教えを無視していたとしても。

誓いの言葉、最強です。

さて、この誓いの言葉は2つのアラビア語の文から成っています。

  1. アッラー以外に神が存在しないことを、私は信じます。
  2. ムハンマドが神の預言者※であることを、私は信じます。

意味はこんな感じですね。

ここで少し「預言者」という言葉の補足なのですが、これは「神からのお言葉を預かった者」という意味になります。

予想する「予言」ではなく、預かる「預言」です。

私も詳しくはないのですが「神からの提示を受けたムハンマドが、その神のお言葉をコーランとして記録した」という感じです。

私たちムスリムはこの誓いの文を毎日5回のお祈りでも必ず言います。単純計算では 1日に9回 この言葉を言っています。

イスラム教ではこの誓いの言葉を言うことを「Shahadat / Syahadat」と呼びます。

なので、既にムスリムなのか確認する際は「シャハダットをもうしたの?」と聞かれます。

誓いの言葉の後にすること

水浴びをする

イスラム教に入信すると、それ以前の過ちは全て帳消しになります。

例え豚肉を食べたことがあっても、それらは無かったことになります。

「ムスリムになる = 新しく神聖な状態で生まれ変わる」とよく言われます。

この水浴び※をすることで、全ての悪を洗い流すんですね。

※正確には「大きい水浴び / Mandi Besar」と呼ばれ、少し普通の水浴びとは違います。

私も誓いの言葉を言った後、モスクのトイレ兼水浴び場でこの水浴びをしました。

お世辞にも綺麗な場所とは言えませんでしたが、確かになんか生まれ変わった気がしました(笑)

初めてのお祈り

水浴びが終わったら次に、ムスリムになって初のお祈り をします。

私はムスリムになる前からお祈りはしていたのですが、ムスリムでない以上そのお祈りに意味はないんですね。

なので実際にムスリムになって、初めて意味のあるお祈りをした時は、割と感動しました。

証明書の発行

ムスリムになると、新しい「イスラム教の名前」を付けてもらいます。(強制ではありませんが)

そしてその名前で「この人はムスリムになりました」という正式な証明書を、モスクなどで発行してもらいます。

実は私の入信はかなり突然のことだったので、まだ正式に証明書は発行していません。

私がムスリムになったストーリーに関しては、いつかまた別の記事でご紹介しますね。

割礼

これは少し難しい話なのですが、所謂「割礼」をします。インドネシア語では「Sunnat」と言います。

割礼を知らない方はググって下さい。簡単に言えば「大事な部分を清潔に保つための手術」です。

ムスリム男性はこの割礼が推奨※されています。なのでムスリム男性は、基本的に小・中学生の頃にこの手術を受けます。

※推奨派と絶対派がいます。私は推奨派です。

何故ならイスラム教は「清潔さ」を重視する宗教だからです。

しかし、日本にはこの割礼文化がないので少し受け入れがたいですね。

これに関しては後々別の記事にします。

最後に

さて、まあこんな感じです。意外と初めて知った方も多いはずです。

最後まで読んで頂き有難うございます。

では良い1日を。Assalamu’alaikum!

コメントを残す