こんにちは。
昨日の夜は同じ高校の友達と、モスクで断食を開けました。
今回はその様子をシェアしますね!
皆さんは、モスクに訪れたことが有りますか?
日本だと街中でモスクを見る機会って、少ないですよね..

上の写真が今回私が断食を開けたモスクなのですが、インドネシアのとある大学のキャンパス内に有る、割と大きなモスクです。
このモスクでは、断食月間中「みんなで断食を開けるイベント」が毎日行われています。
もちろん食事は全部無料です!
訪れる人は同じキャンパス内に通う大学生が殆どですね。
さて、昨日私達はアザーン※が鳴り始めた時に丁度モスクへ着いたのですが、その時には既に沢山の人がいました。
※アザーン : お祈りの時間を知らせる声。「日没のお祈りのアザーン = 断食が開けた」って事です!

断食を開けた直後のお腹って、結構センシティブなんですね。
急な重い食事は、腹痛の元です..
なので、断食を開ける際は「軽くて甘い物」を食べるのが基本です!
もし断食に挑戦したい方は、間違っても激辛料理で開けちゃダメですよ..
一回私も友達家族に誘われて、結構人気の「激辛貝料理店」に行ったんですね、断食を開けるために..
その料理店結構美味しいので自分も乗り気で行ったんですよ、今思うと割とバカですね(笑)
案の定それが原因で腹を壊しました。。
その貝料理はとても美味しかったですけど(笑)

昨日のモスクでは断食を開ける軽食で
- スイカ
- デーツ
- 軽い揚げ物2種
- 水
がありました。
デーツってなに?
と思われた方も多いですよね、たぶん。
この黒いラグビーボールみたいなやつです。
私もデーツという名前は初めて知りました(笑)
インドネシア語では、Kurma(クルマ)って呼ぶんです。「車」じゃ無いですよ(笑)
デーツはナツメヤシの果実で、北アフリカや中東を中心に栽培されているそうです。
主にイスラム教の国々がある地域ですね。
デーツは、イスラム教と関係の深い果物なんです。
見た目が少しゴキ◯◯に似ていることもありますが、味は甘くて美味しいですよ(笑)
品種によって食感や味も異なります!
ムスリムが断食を開ける際の理想は
①水を飲み、3粒のデーツを食べる
②日没のお祈りをする(お腹を一度休める意味もある)
③夕食
と言われています。
私達もこの軽食を終えた後、日没のお祈りをしに上の階へ行きました。
さあお祈りも終わって、ようやく待ちに待った夕食です!
階段を下り、先程の階へ戻ってきました。

その時には、この並べられた食事の前に既に列が出来ていました。
しかし、ここである問題が発生したんですね。
並んでいる人達全員が、チケットを持っていたんです(笑)
笑いましたね。
「おい、俺らチケット持ってないじゃん」
「まじか、帰って家で開けるしかないな..」
そんな会話をしながら、仕方なく座っていました。
「ワンチャンチケット無しでもいけんじゃね」みたいな感じで、列に並んでみたりもしました。
すると、しばらく経ってその列が終わった後に
「チケット持ってない人、こっち並んで」
と係りの人が言いました。
なんだ、チケット持ってなくても食事貰えるのか。
優先切符みたいな感じだったようです。
にしても、他の人はどこであのチケットをゲットしたのでしょうか..

Alhamdulillah! 食事です、料理はルンダンでした。
牛肉をスパイスとココナッツミルクで長時間煮込む、パダン料理ですね。
肉料理ですが保存がきくので、ラマダン中は特によく食べられます。
美味しいのでインドネシアに来る予定のある方、是非試してみて下さい!

こんな感じでみんな食事を楽しんでいます。
この後、食後のお祈りをし帰りました。
ちなみにインドネシア語では、他の人と断食を開けることを、Buka Bersama (Buka: 開ける、Bersama: 一緒に) と言います。
さらにそれを略した「Bukber」も、友達同士でよく使われますね。
皆さんも機会があればBukberしてみて下さい。
1人で開ける断食とは、一味違いますよ!
では今日も良い1日を!
Assalamu’alaikum!