こんにちは、timshaw9です。
今回はUberEatsと出前館どちらが稼げるかという話ですが、結論から言うと
UberEatsの方が稼げます。
ただ、稼げるからといってUberEatsが最強だとは言い切れないため、両者を徹底比較していきたいと思います。
筆者の配達経験
比較をする前に、筆者がどれだけ配達をした経験があるのかご紹介します。
- UberEats:約6ヶ月、総配達件数 541件
- 出前館:1日、配達件数 約7件
圧倒的にUberEats歴が長いですね(笑)
というのも、先日「Timee」というアプリを使って、1日だけ出前館のアルバイトを体験してきたからです。
両者徹底比較
さて、ここから両者を各項目に分けて比較していきたいと思います。
両者共に良い点・悪い点がありました。
時給
勝者:UberEats
時給面では、UberEatsの勝利です。
元々UberEatsには時給という概念がなく完全歩合制ですが、時給換算※すると平均 約1,500円 です。(バイク配達の場合)
※「配達距離などに応じて貰える報酬 + インセンティブ(例:15件配達で1,650円追加報酬)」を総稼働時間で割った金額
対する出前館の時給は、各拠点毎に多少異なりますが、求人サイトの平均値をとると 約1,200円 です。
因みに先日私が「Timee」で1日バイトをした際の時給は、1,020円でした。
配達中の安心感
勝者:出前館
安心感の面では、出前館の勝利です。
この理由は、時給制と保険制度にあります。
時給的にはUberEatsが上ですが、実際UberEatsはその日の繁忙具合によって得られる報酬が上下※するので、繁忙具合に関わらず決められた時間働けば必ず決まった額が支給される「時給制」という安心感が出前館にはあります。
※平日は注文が入らず報酬減・雨の日は注文が増え報酬増 など
また、完全歩合制であるUberEatsの場合「一つの配達をどれだけ早く終わらせるか」が重要なので、時に無茶な運転をしてしまいます。
対する時給制である出前館の場合、一つの配達にどれだけ時間をかけようが1日の報酬は絶対に変わらないので、その分焦らず安全に配達をすることができます。
そして、万が一配達中に事故を起こしてしまった場合には、保険に加入している出前館の方が断然安心です。
UberEatsも一応保険に加入していますが、所詮自己責任です。
配達システムのスマートさ
勝者:UberEats
システム面では、UberEatsの圧勝です。
UberEatsの場合は、基本ドライバー用アプリのみで配達業務が完結します。
受注準備が整っているドライバーに対して、Uberのシステムがそのドライバーに近い飲食店での注文を自動で振り分けるので、ドライバーはその注文を受け取り、配達をするだけです。
対する出前館の場合、丁度配達が終わりそうなドライバーに対して事務所の人が新しい配達を依頼する形です。(地域によって異なるかもしれません)
アプリ上で新規の配達依頼が入っていることを確認できるにも関わらず、ラインで事務所の人と「新規配達お願いします。」「了解です。」みたいなやり取りをしなくてはいけないので、UberEatsに慣れている自分には割と面倒に感じました。
ただ、配達に対する具体的な指示※も同時にしてくれるので、迷わず配達ができるところは良かったです。
※「そこの店舗は2階にあります。」や「時間がかかるので、先に1件目の配達を終わらせてしまいましょう。」など
なので人によっては、出前館の方がチームワーク感があり安心と思うかもしれません。
更にもう一つ気になった点は、UberEatsでは五桁の番号で注文を管理しているのに対し、出前館では注文者のお名前・料理名などで注文を管理していたことです。
UberEatsの場合は注文番号を言うだけなので料理の受け取りもスムーズなのですが、出前館の場合毎度長い料理名で料理店のスタッフと注文確認をとるので、地味に面倒でした。
配達で使用するバイク
勝者:出前館
使用機材の面では、出前館の圧勝です。
UberEatsは基本自分の所有している車両で配達をするので、大体みんな普通のスクーターで配達をしています。
対して出前館は、会社が所有している出前専用のバイクで配達をします。
先日私が使ったバイクはホンダの「ジャイロキャノピー」、出前用でよく走っている三輪で屋根付きのアレです。
このバイクは出前専用に作られているので、今まで普通のスクーターで配達をしていた自分にとっては、滅茶苦茶快適でした。
先日は丁度雨が降っており、さらに12月の冷たい風が吹いていたのですが、屋根付きでワイパーも完備しているジャイロキャノピーはマジで無双でした(笑)
雨には濡れないし、前もしっかり見えるし、なにより三輪なので雨の日でも安心して曲がれました。
また、車体後部に料理をしまうボックスが付いているので、UberEatsのようにバカでかいバックを背負う必要もありません。
UberEastでも、上記のような出前専用バイクをレンタルすることが可能ですが、そこまでするなら出前館をおすすめします。
UberEatsの落とし穴
実はUberEatsには少し落とし穴が存在するので、おまけとして紹介します。
- 勤務時間が決まっていないので、結局やらなくなる。
- 扶養から外れるラインは、103万ではなく38万。
まず一つ目、他のアルバイトとは異なりUberEatsは勤務時間が決まっていないので、自由な反面自己管理にとても苦労します。
出前館であれば「12時からバイトだから、10時までに起きよう!」となりますが、UberEatsの場合「明日は午前中から始めたいから、昼までには起きよう。」というように、責任感が少なく結局出発が遅れてしまうことが多いです。
そして二つ目、これは私も年末になるまで気付かなかったのですが、UberEatsで得られるお金は給与ではなく事業所得なので給与控除65万円が適用されません。
そのため、アルバイトでは「基本控除38万+給与控除65万=103万」となる所得税・住民税免除のライン(扶養が外れるライン)が、UberEatsの場合給与控除をなくした38万円だけになります。
そのため、万が一UberEatsを本業とする学生が年間38万円を超えて稼いでしまった場合、自分に所得税・住民税が課せられるだけでなく、親御さんの所得税・住民税の今まで減税されていた部分が復活します。(世帯によりますが大体合計10万くらいアップ)
また、UberEatsの配達員は配達業務を委託された個人事業主なので、そこで得た収入に対して確定申告をする必要があります。
2019年12月23日現在、確定申告の基本となる白色申告の場合でも、簡易記帳(単式簿記)をする必要があります。
実はUberEatsの配達員(個人事業主)でも、開業届を出し、青色申告という確定申告の申請をすれば65万円の特別控除を受けることができ、扶養の壁も103万円まで上がります。
しかし、青色申告をするには複式簿記の形式で記帳をする必要があるため、ハードルが上がります。
とにかく、学生がUberEatsを本業にするのは結構リスクがあるということです。確定申告の勉強にはなりましたが。。
なぜこの記事にこれを書いたかというと、自分のように軽い気持ちでUberEatsを始めて、年末になって苦しむ学生が一人でも減って欲しいからです。
ただ、UberEatsの仕事自体は合う人にはマジでおすすめなので、まずはしっかり情報を集めてから決めてみてください!
まとめ
- UberEatsは稼げるけど自己責任!
- 出前館は圧倒的安心感!
以上「UberEatsと出前館どちらが稼げるか」という話でした。
この記事をみた皆さんが、自分に合った良い選択がとれるよう願っています。