こんにちは。timshaw9 です。
先日ツイッターにてこのような質問を頂きました。
この「モスクに行くのが好きだけど、怖い」という気持ち、とてもとても共感なんです。
私はムスリムになる前から、よくモスクへ行って集団のお祈りに参加していました。
慣れてしまえば普通なんですが、最初の頃はもう本当に怖かったですね。
基本的にその恐怖の原因は、以下の2つです。
・もし間違ったことをしてしまったらどうしよう💦 ・相手の気分を害してしまい、危ない目に遭うかも..
まあでもこれって 少しでもマナーを知っていれば 解決する話ですね。
なので、早速マナー講座に入っていきましょう。
※お急ぎの方は「2. まとめ」に飛びましょう。瞬速で内容を把握できます。
注意するべき3つの事
⑴ 靴を脱ぐ
モスクには必ず、神聖な領域とそれ以外を隔てる 境界線 があります。
インドネシア語ではそれを「Batas Suci」と呼びます。
※ Batas = 境界、Suci = 神聖な

少し分かり辛いですが、この緑で囲った所が Batas Suci です。
丁度この階段を登りきった最後が Batas Suci ですね。そこからは、神聖なエリアになります。

もう少し近い写真だとこんな感じです。
矢印で示した所に黒い文字で何か書いてありますが、大体は「Batas Suci」とか「靴を脱いで」と書いてあります。
ではここで1つ目の注意点です。
神聖な領域(Batas Suci)に入るときは、靴を脱ぎましょう。
又、Batas Suci の特徴はこの2つです。
- 段差や階段がある
- サンダルや靴が沢山置いてある
なので、履物が前に沢山置いてある段差 があったら、そこで靴を脱ぎましょう。
靴下を脱ぐ必要はありませんが、殆どの人が脱いで入るので、そこは周りに合わせましょう。
⑵ 服装について
イスラム教は「清潔さ」をとても重要視する宗教です。
清潔さ(Suci/神聖さ)を保っている限り、神が守ってくれるんですね。
まあ逆に言えば、極端な話ですが不清潔な人は神に受け入れられない訳です。
日本人が神社に入る前に水でお清めをするように、ムスリムもお祈りの前に ウドゥ(whudu) というお清めをします。
又、お祈りをする際のポイント2つをご紹介します。
- お清めをし清潔な状態で神の前に立つ
- 各性別の「Aurat」が見えない服装をする
「Aurat」に関してはこのツイートで紹介しました。
女性は手と顔 "以外" 男性はヘソから膝まで。 「同性同士」でもその部位を見合うのは原則ダメ。
正しくはこうです。「以外」が抜けていました。
モスクは「お祈りをする」ためにあるので、その場所に入る以上、その雰囲気を守る ことを意識しましょう。
ではここで2つ目の注意点です。
モスクに行く際は、できる限り「露出の多い服装」と「清潔でない服装や身なり」を避けましょう。
男性は 長ズボンに半袖
女性は 長ズボンにできれば長袖 が理想です。
短パンやスカートなどの短い履き物は、避けましょう。
⑶ モスク内での行動
さて、実際にモスクに入ってみると大体の人は
- お祈りをしている
- コーランを読んでいる
- 隅でくつろいでいる
こんな感じです。
ではパッといきましょう、ここで3つ目の注意点です。
お祈りをしている人の前を横切ってはいけません。
これはもうルールですね。ムスリムの私達でも、モスクに行くとこれ結構気を使いますね。
特に集団礼拝が終わった直後は、自分はお祈りが終わっていても、後ろの列にいる集団礼拝に遅れて参加した人達がまだお祈りをしている場合が多いんです。
この場合、列に穴が開くまでモスクを出られないんです。まあ、一瞬ですけどね、待つときもあります。
まあでも、観光地化している大きいモスクの場合は、観光客用のスペースが分けられている場合が多いですし、集団礼拝の時間は基本モスクに入れない ですね。
なので、そこまで気を使う必要は無いのですが、まあ念の為です。知っていて損はありません。
まとめ
神聖な領域(Batas Suci)に入るときは、靴を脱ぎましょう。
モスクに行く際は、できる限り「露出の多い服装」と「清潔でない服装や身なり」を避けましょう。
お祈りをしている人の前を横切ってはいけません。
長くなりましたが、この3つさえ押さえておけば、不安の少ない快適なモスク訪問ができるでしょう!
あとは「騒がない」とか「ゴミを捨てない」とかの、まあ日本では一般的に言われる 公共のマナー は守りましょう。
また、多少の緊張感も持っておいた方が良いですね。
下手なことをする確率が下がります。
では今日はこの辺で。最後まで読んで頂き、誠に有難う御座います!!
Thank you! Terima kasih! ありがとう!
では良い一日を。
Have a good day.
Assalamu’alaikum!